今回は「子供に習い事をさせたいけど何歳からがいいの?」「どんな習い事があるの?」と悩んでいる保護者の方に見てほしい記事です。
実際に習い事で得られるメリットや年齢別で人気がある習い事、習い事を始める時に注意するポイントなど深堀してお伝えします!
前回の記事はこちらから!

習い事 何歳からが始めどき?3〜4歳が人気の理由とは

子どもの脳は3〜4歳の時期に大きく発達し、集中力・協調性・記憶力などの吸収力が非常に高まると言われています。
この時期に新しい刺激を与えることで、さまざまなスキルがぐんと伸びる可能性があるのです。
とはいえ、習い事のタイミングはその子の個性によって異なります。
「吸収が良い時期」はあくまで参考に、焦らずその子のペースに合わせて始めましょう。
子どもの習い事メリットとは?早期スタートの効果を解説

習い事を早くから始めるとたくさんのメリットを得ることができます。
スポーツ系の習い事であればもちろん筋肉がつき、体幹が良くなりますし英会話スクールであれば幼いころから英語に親しみを持つもつことができます。
なので、そのメリットをひとつずつ紹介していきましょう!
吸収力が高い時期に学べる
幼児期は脳の発達が著しく、情報を柔軟に吸収できる「ゴールデンエイジ」と呼ばれる時期です。この時期に習い事を始めるメリットは、言語、リズム感、運動能力など、あらゆるスキルを遊び感覚で楽しみながら身につけられることにあります。
とくに3歳〜6歳は親の言うことを素直に受け入れやすく、初めてのことにも抵抗感が少ないため、音楽や英語、スポーツなどの基礎的な習得がスムーズに進みます。
小さいうちに「できた!」という成功体験を積むことで、自己肯定感も育まれ、学ぶことへの興味を自然に引き出せます。
集中力・継続力が身につく
小さな子どもは集中力が続かないと思われがちですが、興味のあることには驚くほど熱中します。幼児期から習い事を始めることで、短い時間でも集中する練習になり、徐々に継続力が養われていきます。
ピアノや書道、体操などの習い事では、同じ動作を繰り返し練習する機会が多く、「がんばったらできた!」という達成感を得ることで、努力する姿勢が育ちます。
これらは将来的な学習習慣にもつながり、学校生活や受験にも良い影響を与えると言われています。幼いうちから集中する経験を積んでおくことは、将来の大きな財産になります。
社会性や協調性が育つ
保育園や幼稚園以外の場で他の子どもたちや先生と関わることで、自然と社会性や協調性が身につくのが習い事の大きなメリットです。
たとえばグループで行うスポーツやリトミック、ダンスなどでは、相手を思いやる気持ちや順番を守る姿勢、ルールを守る意識などが育まれます。
家庭ではなかなか体験できない「集団での関わり」は、子どもの心の成長を大きく後押ししてくれます。
早い段階から社会性を身につけることで、小学校入学後の集団生活にもスムーズに馴染めるようになります。
ただし強要や無理をさせたりすると、子供が嫌になってしまうので注意が必要です。
子どもの得意を早く見つけられる
子どもの「得意」や「好きなこと」を早く見つけることができれば、その才能を伸ばすチャンスも広がります。
早いうちからさまざまな習い事に触れさせておくと、子ども自身の興味関心がどこにあるかを知るきっかけになります。
また、親が意外な一面に気づくことも少なくありません。たとえば、普段はおとなしい子がダンスでは堂々と踊れたり、運動が苦手と思っていた子が水泳では楽しそうだったりと、新たな発見があることも。
子どもが「楽しい!」と思えるものに出会えれば、自信にもつながり、長く続ける意欲にもなります。
【年齢別】子どもに人気の習い事ランキングと特徴まとめ

習い事を始める年齢で一番多いのは集中力や協調性などどんなことも吸収しやすい「3歳~4歳」の子が多いですが、実は0歳から始められる習い事もたくさんあります!
0歳~3歳、4歳~6歳、小学生に人気な習い事という風に3つに分けてご紹介していきます!
【0歳〜3歳】におすすめの幼児向け習い事
ではまだ0歳の赤ちゃんから吸収力が素晴らしいと言われている3歳までの子に人気な習い事を一つずつ紹介していきますね!
ベビースイミング
ベビースイミングは、保護者と一緒にプールに入りながら水に親しむ習い事です。
水の中での運動は、全身の筋肉をバランスよく使うため、運動機能や体幹の発達に効果的。とくに0歳〜3歳は、感覚の刺激が脳の発達にもつながる大切な時期。
水の感触や浮力を体で感じることで、感受性やバランス感覚も育まれます。また、水に慣れておくことで将来的な水難事故のリスク軽減にも役立ちます。
親子でスキンシップを取りながら楽しめるので、愛着形成にもぴったり。風邪を引きにくくなったという声も多く、免疫力向上も期待される人気の習い事です。
英語あそびクラス
英語あそびクラスは、歌やダンス、絵本などを通じて英語に楽しく触れるプログラムです。0歳〜3歳は言語吸収力が非常に高く、日本語と同じように英語の音も自然に取り込める「耳の黄金期」と呼ばれる時期。
この時期に英語の音やリズムに慣れておくことで、将来的に英語の発音やリスニングが得意になる土台が築けます。遊び感覚で楽しみながら英語に触れられるので、「英語=勉強」というイメージがつかず、言語への抵抗感がありません。
保護者と一緒に参加できるクラスも多く、コミュニケーションを取りながら安心してスタートできるのも魅力のひとつです。
リトミック教室
リトミックは、音楽に合わせて自由に体を動かしたり、簡単な楽器を使ってリズムを楽しむ幼児向けの音楽教育です。0歳〜3歳の子どもたちは、聴覚・触覚・視覚といった五感が急速に発達する時期。
音楽に合わせて体を動かすことで、感覚統合や表現力、リズム感が自然に身につきます。音を聴いて判断し、それを動きで表現するプロセスを通して、集中力や反応力、想像力も養われます。
また、親子で一緒に楽しめるレッスンも多く、ふれあいを深めながら子どもの自己肯定感を育むことができます。音楽が好きな子に特におすすめの習い事です。
【4歳〜6歳】にぴったりの人気習い事まとめ
吸収力がすごいと言われている4歳から小学校に入学するまでの6歳の子に人気がある習い事を一つずつ紹介していきますね!
ピアノ教室
ピアノ教室では、楽譜を読みながら両手を別々に動かすことで、脳をバランスよく刺激し発達を促します。
また、一定のリズムに合わせて指を動かすことで集中力や表現力、忍耐力も養われます。発表会など人前で演奏する経験は、自己表現力や自信にもつながります。
音楽が好きな子や細かな作業が得意な子にぴったり。楽しく音に親しみながら、感性と論理的思考の両方を伸ばすことができる習い事です。
体操教室
体操教室では、マット運動や鉄棒、跳び箱などを通じて、基礎的な体力と運動能力を養います。
バランス感覚や柔軟性、体幹の強化にも効果があり、ケガをしにくい身体作りができます。また、集団の中で練習することにより、ルールを守る姿勢や協調性も育まれます。
エネルギーが有り余る年齢の子におすすめで、体を動かすことが好きな子にぴったりの習い事です。
習字教室
習字教室では、筆と墨を使って文字を書くことを通じて、集中力や丁寧に物事を進める力が身につきます。
ひらがなが読めるようになる4歳ごろから始めることで、正しい姿勢や筆使い、文字の美しさに自然と触れることができます。
落ち着いて作業をする練習にもなり、小学校に入る前の準備としても有効です。字を書くことが好きな子や静かな作業が得意な子にぴったりです。
小学生に人気!習い事ランキングと特徴
では最後に小学生に人気がある習い事をご紹介します。
習字教室
小学生になると、本格的に文字を書く場面が増えます。習字教室では、漢字や書き順を学びながら、美しい字を書く練習を通して集中力や根気を育てます。
字がきれいになるだけでなく、姿勢や礼儀作法も自然と身につくため、全体的な学習態度が良くなるというメリットもあります。
また、「字がきれいね」と言われることで、子どもの自信にもつながります。
サッカー・野球
どちらも人気のスポーツ系習い事で、体力や筋力、持久力を育てるだけでなく、仲間と協力してプレーすることでコミュニケーション力や協調性も身につきます。
ルールを覚えて実践する経験は、社会性やマナーを学ぶきっかけにもなります。練習が週末中心のため、学業との両立もしやすいのが特徴。
運動が好きな子や、外で思いきり体を動かしたい子におすすめです。
空手
空手は礼儀作法を重んじる習い事で、技の習得だけでなく精神面の成長にもつながります。型や動作を繰り返し練習することで、集中力や身体能力、そして強い心が育まれます。
また、昇級試験など目標に向けた努力をすることで、達成感や自信も得られます。
自己コントロールが身につくため、落ち着きがないと感じる子や、礼儀を身につけさせたいと考える保護者に人気があります。
子どもの習い事選びで大切な3つのポイント

習い事と一言で言ってもたくさんあってどれが自分の子供に合うのかイマイチ分かりませんよね。
そんな時に選ぶポイントや注意点をいくつかご紹介します。
子供が興味あるものを選ぶ
習い事を選ぶ際、一番大切なのは子どもが「やりたい!」と思うことを優先することです。興味がある習い事なら、自然と意欲的に取り組みやすく、続けるモチベーションも高まります。
逆に、親の希望だけで強制すると子どもはストレスを感じたり、すぐにやめてしまうことも。
とくに3歳以上になると自我が芽生えるため、子どもと話し合いながら、興味や得意なことを尊重して選んであげましょう。楽しみながら続けられることが上達の近道です。
強要しない・無理させない
習い事は長く続けることが大切ですが、無理強いは逆効果です。子どもが嫌がっているのに無理に続けさせると、習い事自体が嫌いになってしまいかねません。
子どもの成長や気持ちの変化に合わせて、時には休ませたり辞める選択も尊重しましょう。親はサポート役として子どもの声をよく聞き、ペースに合わせて見守ることが大切です。
無理なく楽しく続けられる環境作りを心がけましょう。
口を出しすぎない
習い事を始めると、親はつい熱心に指導したくなりますが、やり過ぎると子どもはプレッシャーを感じてしまいます。
宿題や練習の進み具合を過剰にチェックしたり、細かく注意をすると反発されることも。まずは子どもの努力や成長を認め、失敗も受け入れる温かい態度が重要です。
励ましつつ、見守る姿勢を保つことで、子どもの自主性や自信を育てられます。親は時に一歩引いて応援することが成功の秘訣です。
習い事は年齢に合わせて選ぼう!子どもの可能性を伸ばすために

子供の習い事について年齢別で紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
子どもの習い事は、何歳からでも始めることができます。0歳〜小学生、それぞれの時期に合った習い事があり、それぞれのタイミングにメリットがあります。
焦らず、子どもの性格や興味に合わせた習い事を選び、のびのびと学べる環境を整えてあげましょう。
小さな一歩が、未来の大きな可能性につながるかもしれません。
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