出産は人生の一大イベント。だからこそ、しっかりとした出産準備をして安心したいところです。
しかし、初めての出産を控えている妊婦さんのなかには、「何を用意すればいいか分からない」「いつから準備すれば間に合うのか」など不安に思っている人も多いはず。
この記事では、出産準備のタイミング、必ず必要なもの、あると便利なグッズまで、出産を控えているすべての妊婦さんが不安を解消できるように詳しく紹介します!
前回の記事はこちらから

出産準備はいつから始めるのがベスト?

出産準備は安定期に入る妊娠5ヶ月頃から少しずつ準備し始めるのが理想です。体調が落ち着いてくるこの時期は、赤ちゃんの誕生に向けての準備を計画的に進めることができます。
出産直前から準備すると、体調の変化や早産の可能性もあるため、出産準備はできるだけ早めに済ませておきましょう。出産が予定日よりも早まることもあるので、妊娠8ヶ月までにほぼ準備を済ませておくと安心です。
出産準備リスト【必ず必要なもの】

ここでは、出産に必要不可欠な出産準備アイテムをご紹介します。
赤ちゃんに使う必要なリスト
- 肌着(短肌着・長肌着・コンビ肌着)
- ベビー服(退院後に着せる服も含む)
- 新生児用のおむつ
- おしりふき
- 哺乳瓶・消毒グッズ
- 防水シーツ
- ベビーバス
- ベビーソープ
- ガーゼ
- 爪切り
ママが退院後に必要なリスト
- 産褥ショーツ
- 授乳ブラジャー
- 母乳パッド
- 産褥パッド
- 入院用のパジャマ(前開きタイプが便利)
- 退院後の服
- 母子手帳
- 保険証
出産準備において、上記の物は忘れずにリスト化しておくのがおすすめです。
あれば助かる便利な出産準備アイテム

出産には「必須ではないけど、あればうれしい」というアイテムが多くあります。実際に筆者が助かったものもリストに入れています。
出産前に買っておくと便利なもの
- 新生児から使える抱っこひも
- 授乳クッション
- 哺乳瓶専用ブラシ
- 新生児対応のバウンサー
出産後の生活を快適にするアイテム
- 電動鼻吸い機
- ベビーモニター
- おくるみ
- 沐浴用温度計
- マザーズバッグ
- 冷凍母乳保存パック
これらの出産準備アイテムは、実際に育児をスタートしてから「買ってよかった!」と思うものばかりです。悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
出産に向けた心と体の準備も忘れずに

出産準備は物の準備だけではありません。心と体をしっかり整えることもとても大事です。
出産に向けたメンタルの準備
出産予定日が近付いてくると、どうしてもメンタルが辛くなるときがあります。そんなときの対処法をここでは詳しくご紹介します。
出産についての正しい知識を持つ
出産に対する不安の多くは「何が起こるか分からない」という情報不足からきています。そこで役に立つのが、出産に関する本や、自治体・産院で開催されている両親教室や母親教室です。
分娩の流れ・呼吸法・陣痛の乗り越え方・新生児との過ごし方などを事前に学ぶことで、不安を軽減し、冷静に出産に挑むことができます。また動画サイトやアプリでも学べる時代なので、自分に合った方法で情報を取り入れておくのもおすすめです。
パートナーと育児について話し合う
出産は女性一人の問題ではありません。育児がスタートしてからの生活は夫婦で協力して乗り越えることがとても大切です。育児の役割分担や、産後のサポート体制について事前に話し合っておくことで、産後クライシスの予防にもなります。
また「赤ちゃんの夜泣き」や「家事の分担」など具体的なシーンを想定して話すことで、出産準備の一環として大きな安心材料になります。
出産計画書を作成する
バースプランとも呼ばれる出産計画書は「どんな出産をしたいか」を明確に伝えるための大切なツールです。たとえば「夫の立ち合いを希望する」「無痛分娩を検討している」など、希望や不安を記録しておくことで、医療スタッフとのコミュニケーションがスムーズになります。
また書くことで、自分の気持ちを整理でき、心構えとしても大きな意味を持ちます。
体調管理も立派な出産準備
妊娠初期で起こったつわりが妊娠後期になって再度現れたり、お腹が大きくなることで睡眠をしっかりとることができなかったりすることがあります。自分で出来る体調管理は、無事に出産をするために欠かせません。ここでは、どのような体調管理が必要かを説明します。
バランスの良い食事
妊娠中は赤ちゃんの成長に合わせて必要な栄養素も変化します。鉄分・カルシウム・葉酸・タンパク質などを意識して取り入れることで、ママの体力維持と赤ちゃんの健やかな発育につながります。
とくに妊娠後期には貧血予防や体重管理も重要です。食事は「頑張り過ぎないこと」も大切で、栄養補助食品や宅配サービスを活用するのもひとつの方法です。
適度な運動
妊娠中でも体を動かすことは、出産に向けての体力づくりやストレス解消に役立ちます。マタニティヨガや軽いウォーキングは、骨盤周りの柔軟性を高め、安産をサポートすると言われています。
運動は無理せず、自分の体調と相談しながら行うことが大前提です。医師に相談のうえでスタートすれば、安心して続けられます。
十分な休息と睡眠
妊娠中はホルモンバランスの変化や体の不調から、眠りが浅くなったり疲れやすくなったりします。出産に備えるためにも、無理をせず意識的に体を休めることが大切です。
日中に仮眠をとったり、リラックスできる環境を整えたりする工夫も立派な出産準備です。快眠グッズや抱き枕、アロマなど使うことで、眠りの質がグッと上がるでしょう。
まとめ

「何をどのタイミングで揃えるべきか」が明確になれば、出産準備は決して難しいものではありません。大切なのは、早めに行動し、出産当日を落ち着いた気持ちで迎えられるようにすること。
出産は予測不能なことが多いですが、出産準備をしっかり整えておけば、慌てずに対応することができます。
コメント